第51話 悪 夢 

ストーリー ゲスト
港署に助けを求める110番通報が入る。鷹山と大下の覆面者が近くにいたが、デパートで発生した人質事件の犯人を追っていて急行できなかった。
吉井と田中が現場に到着すると、既に息絶えたガードマンの死体があった。
間もなくチンピラが逮捕され事件は解決したかのように見えた。
ところが、その後、大下がビルの屋上から狙撃される。現場から殺された はずの山中一郎のアドレス帳が発見される。
そんな折、男が港署に乱入しライフルを乱射、派出所も次々と襲撃を受け、警官が多数負傷。またその犯人は、殺されたガードマンの名前でレンタカーを借りていたことが判明。
殺された山中が、警察に復讐をしているかのような事件が続く。
阿川  藤太
原田  采和
小河 麻衣子
名言・迷言?! クールな台詞集

ユージ
タ カ
ユージ
タ カ
ユージ
タ カ
店 員

タ カ
ユージ
ユージ
タ カ

ユージ
店 員
ユージ
店 員
ユージ

ユージ


タ カ

タ カ
ユージ
タ カ
ユージ
タ カ

課 長
田 中
課 長
田 中
課 長
田 中
課 長
田 中
課 長


田 中


田 中


田 中


鈴 江
トオル
田 中

トオル田 中


タ カ
ユージ


タ カ
ユージ
タ カ
ユージ


ユージ
タ カ
ユージ
タ カ
ユージ
タ カ
ユージ
鷹山、大下、海の見えるカフェ?
「かなわねぇよなー、たばこの煙くらいで」
「まったくクレイジーな世の中だぜ」
「ばかばかしくなっちまったなー、あんな奴ら捕まえるの」
「働きすぎだしなー、俺達」
「休暇でもとって、ハワイでゴルフってのはどう?」
「いいねぇ~」
「大下さ~ん、お電話です」

「ロクな知らせじゃねーよなー」」
「いえる」
「いい知らせだったら、昼飯おごったる」
「うれしいねぇ~」

「課長?」
「いえ」
「これ?」(小指をたてて)
 首を横にふる
「これ・・・」(親指をたてる)
うなずく
「もしもし、大下ですけど・・・ん?もしもし?ねぇ、ほんとに俺なの、もしもし?
 大下ですけども、もしもし?港署の、大下勇次は私ですけども
 もしもし?」
「ユージ!!!」
屋上から狙撃される
「ユージ・・・・・ユージ、ユージ・・・ユージーー!!」」
「かすっただけ」
「悪運の塊みたいな奴だな」

「だって死ねないでしょ、お前の腕の中で」
「頭にでも当たりゃーよかったんだ

「大下が撃たれた?!」
「幸い、肩をかすめただけだそうです」
「あぁ、そうか・・・で、ホシは?」
「逃走した模様です。身元もわからんそうです」
「見当もつかんのか」
「はぁ、ただ、本人のコメントでは・・・」
「なんと言ってるんだ」
「人気者はつらいと」
「何が人気者だ・・・じゃその、人気者のところへ行ってくれ」
 
港署内

「いいか、幽霊を馬鹿にしちゃぁいけないぞ。人間の霊魂というものは、恨みが強い    と、成仏できずに、人間の体を借りて現世をさまようんだ。」
「でもぉ、幽霊がライフル撃ったりするんですか?」
「んん~!ライフルどころか、女こいたり強盗こいたり・・・
 立ちションこく幽霊だっているんだ」
「まーたー、もぉー」
「本当だとも!なかにはその、禁煙パイポで、健康に気を配りこいてる幽霊だって     いるんだ」
「信じられない!」
「ばっかばかしい」
「田中さん、僕は信じます」
「おぉ、そうか、そうか」
「だから、土曜日の宿直、代わって」
「トオル、立派な人間になれよ」

運河方向へ追跡

「ユージ、徹底的にやるぞ」
「オッケー」


覆面車の中
「ユージ、逮捕はあきらめよう」
「ぅん?」
「退治するんだよ」
「オッケーイ」  
やる気満々に

海辺で

「怖くなったんじゃねーのか?」
「何が?」
「デカの仕事」
「全然・・・お前は」
「こんな楽しい遊びはないね」
「ロクな死に方しないぞ」
「タカもな」
タカとユージ、振り返り海に向かって拳銃を発砲
チェック
★トオルはなんとか宿直を代わってもらおうと猛チャージ
   ラスト、ナカさんに強引に押し付け
★吉井が山中の死体を確認「死んでる」と言う後のナカさんの「あちゃー」が結構好きです
 ナカさん「私はあまりにガイ者がかわいそうで、言葉も出ませんが・・・
                           ま、仕方のないことですな」
★カオル、自殺すると電話してきたまゆみを必死に探す
   協力してくれた友達の美晴とともに、米軍キャンプ跡の屋上でライフル男と遭遇
★カオルに対し「真山さん、鉄砲撃つの、下手ね」と美晴
★タカ、750バイクでライフル男を追跡
★パトカーが逆さまに・・・サイレンが壊れる
新港派出所 筆で書いたような看板の交番
★工事現場のヘルメットを着用するタカとユージ
   頭上注意・安全第一・示唆確認・危ない職場
★思い当たる殺し屋:娘の運動会でこけてリタイア中→ゴルゴセブンイレブン
★幽霊におびえる捜査課員
  田中「カチョー、念のため・・・や、や、山中一郎の死体をか・・・か、か・・・確認しておいた            ほうが・・・よ、よ、よ、よろしいかと・・・思いますぅ~・・・」
★幽霊だったとしても、まったく構わないと言わんばかりのタカとユージ
おすすめ度
★★★★★

脚本家:大川 俊道氏のコメント
  最終回の「悪夢」では、幽霊が登場した。だが、何もオカルトをやりたかったわけではない。現象的には幽霊が襲って来るというような話になったが、あれは幽霊の話ではなく、鷹山と大下が、自分たちが置かれている状況を再確認するという話なのだ。つまり市民の潜在意識の中に警官嫌いの感情が深く根づいていて、その潜在意識がライフル魔の姿を借りて襲って来るという話だ。
危険な市民感情に囲まれて仕事をしている恐ろしさを再確認する二人の姿がテーマになっているわけで、あれは断じて幽霊の話ではない。
「わかってますよ、犯人の正体は」
近藤課長の問いに鷹山と大下はそう答える。つまり少なくとも二人はそのことを認識したわけだ。
料理しにくい題材だったが、原隆仁監督が見事に映像化してくれて感謝している。